#6 褒め言葉

 今日の静岡新聞コラム大自在のタイトルは「褒め言葉」であった。金曜日は、講義がない。俗に言う全休という日である。時間のある金曜日、いつもよりのんびりとした時間を過ごしつつ、毎週金曜日は、ゆっくりと新聞に目を通す。その中でも特に、1面の下にあるコラム欄には毎回じっくり読む。プロが書いているから当たり前の話なのだが、なぜこんなにも立派な表現かつ、綺麗な日本語の扱いなのだろうか。言葉の並べ方からして学ぶべきところが多い。

 ともあれ、今日の内容は、「褒め言葉」。全国学習状況調査では、自分に良いところがあると答えた児童生徒の割合が小6、中3ともに8割以上だったそうだ(静岡県の値)。これには驚きである。なぜなら、大学生になった今、自分の良いところを言ってください。と言われてもなかなか出ないからである。私だけではなく、周りも友人も同感のようだ。

 一方で、褒め言葉をもらえない仕事の代表格は政治家だそう。これにはなるほど。と唸った。実に話の展開が上手く、ちょっとした笑いも込めているのだろうか。確かに政治家は叩かれまくりだ。大自在では、マイナンバーカードをめぐる問題を題材にしていたが、確かに政治家を褒めたことは私もない。むしろ、こうしろ。こんなのやっている場合じゃねぇだろ。と思うことばかり。

 この新聞を読み終え、褒め言葉について考えた。最近、褒め言葉を言っただろうか。褒めて成長させる。ということは本当に正しいのだろうか。褒めて成長させる以外にもっと成長させる方法がありそうだ。新聞を読み終えて、そう考えている。