#59 後期のビッグイベント

 金曜からではあるが、今日から後期が始まった。

 3年の後期。講義がここまで詰め込まれているのもあと半年となるだろう。しかし、この後期はやることが山積。やはり一大イベントは就職活動ということになるだろう。夏休みにインターンシップを終え、民間企業からは早期選考の案内が来るということが見込まれる。その早期選考というものも、大学の先生によっては重要視している度合いが違う。

 私は地方のEランク大学の人間だが、インターンシップに行った時に、中堅大学以上の学生と話す機会があり、そこで就職活動について聞いてみたところ、彼らは公務員または上場企業しか見ていなかった。周りの友人も同じ考えだという。そして、早期選考は必ず受けると言う。

 これを、自分の大学に帰り、キャリア担当者に話したところ、笑い話にされたことには腹立たしかった。ここで中堅大学以上の学生と差がついてしまうのではないかと感じたのである。

 自分の大学のキャリア担当者に話をしていく中で、納得がいかず、少し話した。すると、キャリア担当者が笑いながらこういった。「ここの大学の学生は、就活のスタートが遅いから、みんなに声かけてくれない?」と。私は、その遅い原因は、あなた方にあるのではないですか?と問いただそうと思ったが、喧嘩になりそうなので、苦笑いした。気づいているのならキャリア担当者から言えばいいものを、なぜ言えないのか。私には到底理解できなかった。
 そしてなんと言っても、インターンシップ採用のお知らせを伝え忘れられていたこと。これには流石に失望した。2回ほど連絡を入れたにも関わらず。まだ連絡は来ていませんの一点張り。ところがその直後「実はメールきたてのですが、見落としていました」と連絡あり。
 このようなキャリア担当者がバックについている大学では到底良い就職先をゲットできないだろうなと感じてしまった次第である。都内の大学生は今頃どのような就職活動をしているのか。遅れてしまいそうで気が気でないのが正直なところ。

 ともあれ、就活は個人戦。自分から情報を獲得しに行き、信頼できる先生にアドバイスをお願いし、来年の今頃、花を咲かせたい。再来年には良き場所に身を置き、今までの知識を活かし、その場所でも学び続け、周りからのアドバイスをもらいながらではあるだろうが、「君を採用して良かったよ」と言われるような存在になるよう、常に目標を立てながら進めていきたい。