#111 細田前衆議院議長死去

 細田衆議院議長が死去した。

 彼は、生前、旧統一教会との関係性が親密であり、それが選挙時にも影響していたのではないかと疑惑を持たれ、最近まで話題となっていた。しかしながら、その説明責任を果たすことはなく、死去のニュースが流れた。

 人間は誰でも大なり小なり、少なからず過ちを犯す生き物である。その行為に対して、素直に謝罪等をすることは、大人として当たり前な行為である。やっていないのなら、なぜ疑われてしまうのか。そのところについてしっかりと弁解するべきである。

 彼は、弁解してきたが、野党側と多くの国民は納得することなく、この話は綺麗さっぱり墓場へ持って行かれてしまった。死人に口無しということで、真相は定かではなくなってしまった。

 今、ニュースやネット上で、旧統一教会の説明がないまま亡くなったことについて批判の声が高まっている。なぜ細田氏は説明をしないままお亡くなりになったのか。死んだ後にも世間から批判されてしまうことを恥ずかしいと思わなかったのであろうか。加えて、この説明責任を果たさないまま亡くなったことは、これまた内閣支持率にも影響してくることも考えられ、自民党そのものの支持率にも影響することだろう

 過去最低になった内閣支持率。岸田首相は年内の衆議院解散はなしとしているが、現状で選挙を行うのであれば、自民党完敗の結果になることは目に見えている。これからどう立て直すのか。表面上の減税だけでは効果がなく、この政策をすると言ってもすぐに国民の批判を買ってしまう今の国会は、今の世間の感覚と真逆に進んでいるのだろう。