#36 若者参画

 「これを若者に周知させるためにはどうしたらいいと思う?」今日のインターンシップで、現役で働いている方から逆に質問された内容だった。

 大学生の私が知る限り、大学生は、単位が出ないと動かない。そのため、私の答えは、「何か若者(学生)にとっての対価を与えないと無理だと思います、ですから・・・・でどうでしょう」と理由も含めつつではあるものの、正直に、単刀直入に答えた。

 去年の災害ボランティアには、若者(大学生)は片手人数しかいなかった。高校生は、部活単位でちらほら。学内で呼びかけるも反応は良くなく、酷い学生に関しては、何かこういった物事に参加しないかと呼びかけても、「それって行ったら単位出る?」の一点張り。つまり、対価(この場合単位)をもらえなければ行かないのである。

 決して良い子自慢をしたいわけではないものの、バイトの時間さえずらして私は災害ボランティアに行った。もちろん周りは定年退職後の60代70代がメインであった。なぜ若者は来ないのだろうか。不思議でしかなかった。こういう時こそ動くべきは若者であり、地域を支えるのが若者ではないだろうか。

 今日の話では、私は、加えてこう言った。「若者は、こういうものに関して、非常に興味を示さない。しかし、何か事が起ったとき、一番騒ぐのが若者である」と。若者である自分が若者に対して苦言を呈することにどこか違和感を覚えつつ、それでも、若者がすべきような活動に対し、一緒になって動いてくれる若者があまりにも少ないことに改めて違和感を感じつつ、なぜこの職業を目指したい若者が多いのか。不思議に思った。