#102 ギャンブル

 この前、大学の空きコマの時間に大学近くにあるパチンコ屋の前を通った。中に入る気は全くなく、なんだか、あの環境の中に入る気は前も今も一切ない。そして、これからも入ることはないだろう。

 大学の友達の中には、パチンコにハマっている子もいる。月一のイベントには朝から行列に並び、抽選をやるそうな。で、何人かは講義に来ず、パチンコを打つ。なんだか、この行動は勿体無いように感じつつ、彼らの価値観であるため、特に私から何から言うつもりはない。

 しかし、あのパチンコ屋、今日はいくら儲けているのだろう。と、いつもそう思う。学内にパチンコをやっているものが何人もいるだろうが、打って当たってボロ儲けと言う話を聞いたことはない。そもそも、私の頭の中でのパチンコ屋のシステムは、そもそもあそこで働く人の人件費、光熱費、施設の維持費、土地代など、これらのお金はどこから出ているのか。出所を考えると、パチンコで負けさせて儲けた収益としか思えないのである。

 この考え方は間違っているのかもしれないが、私はどうもそう言う考えをしてしまい、100%お金が増えることはないだろうと思ってしまうタイプである。夢がないと言われて仕舞えばそれまでであるが、なぜか私はギャンブルに対してそういう考えを持ってしまう。

 パチンコなり、競馬なり、ボートレースなり、個人の価値観であろうからやっている者に対して直接的に何かいうつもりがないが、流石に消費者金融に学生の頃から通ってしまっている彼には、「そろそろやめろよ」と言っている。